チーム・トイレの自由はトイレと排せつについての社会活動です。長谷川高士と裕加里が夫婦で取り組んでいます。(最終更新 2022年6月29日)
目的は、排せつに自由であること、生きること
目的は「いつも、どんなときも、排せつに自由であること。すべての人が生きること」です。非常時のトイレについての講演や排せつの相談窓口を開いています。
団体概要
名称 | チーム・トイレの自由 |
所在地 | 447-0042 愛知県碧南市中後町1-47 |
代表者 | 長谷川高士・裕加里 |
設立 | 2016年11月5日 |
電話 | 0120-987-525 |
ファックス | 0566-48-4091 |
WEBサイト | https://toilet.ne.jp |
沿革
- 2016年11月5日 減災チーム・トイレの備え 設立
- 2018年11月1日 携帯トイレトレーニング累計体験者数1万人突破
- 2018年11月3日 第3回日本トイレひと大賞 受賞
- 2018年11月5日 名称を「チーム・トイレの自由」に変更
夫、長谷川高士
チーム・トイレの自由、代表。株式会社長谷川設備工業、代表取締役専務。
1975年、愛知県生まれ。東京大学中退後、設計事務所を経て、株式会社長谷川設備工業に入社。地元碧南市を中心に管工事を受注し、現場代理人として数々の公共施設等の新築、改修工事の現場を管理する。
2014年、災害時トイレ問題を知り、専門家として課題解決への貢献を決意。2016年11月、減災チーム・トイレの備え(現、チーム・トイレの自由)を設立。非常時のみならず、高齢、障がい、性的マイノリティなど、排せつを不自由にする原因を取り除き、「いつも、どんなときも排せつに自由であること。すべての人が生きること」を目指し、全国での講演や相談窓口の運営を行う。現在、弁護士を目指す。
資格等
- 管工事施工管理技士(1級)
- 給水装置工事主任技術者
- キッチンスペシャリスト
- 福祉用具プランナー
- 排泄機能指導士
- おむつフィッター(2級)
- 介護職員初任者研修修了
妻、長谷川裕加里
チーム・トイレの自由、共同代表。
1976年、熊本県生まれ。大学病院での6年間の看護師勤務を経て、「医療では救えない命がある」と児童福祉機関に転職、現在に至る。
資格等
- 看護師
- 社会福祉主事
- 予備自衛官
講習で初めて知った「災害時トイレ問題」
夫の高士は、2014年に受講した講習で、災害時には「トイレ問題」なるものがあり、間接的とはいえ、トイレが原因で命を落とす人がいる、と知りました。
ショックでした。そして長年トイレに携わっていながら、災害時のトイレ問題を全く知らなかったことに大きな衝撃を受けました。「何とかしなければ」……高士は、災害時トイレ問題の解決に向けた活動を始めることにしました。これが活動の原点です。
阪神・淡路大震災から27年、いまだ問題は解決せず
1995年の阪神・淡路大震災。この時日本で初めて「災害時のトイレ問題」が認識されたと言われています。発災から27年が経ちました。「災害用トイレ」と呼ばれる対策品は目覚ましく発達し、多種多様な商品で非常時のトイレ問題を解決できるようになりました。ところが……2016年に発災した熊本地震で「トイレ問題」は解決されませんでした。
たった1つの「大切なこと」を思い出せるようになって欲しい
状況に左右されることのない、災害時の排せつの唯一の切り札は「ごみに出す」という方法です。このたった1つの大切なことが、私たちにとって実は思いつきづらいということが分かっています。水で流す、仮設トイレを探す、外でする……もちろんすべて可能であれば有効な方法です。しかし、状況によっては「できない」、あるいは「してはいけない」ことがあります。
私たち夫婦は講演を通して、このたった1つの「大切なこと」を思い出せるようになる、つまりインストールするお手伝いをしています。
便から弁へ ─弁護士を目指して─
夫は愛知在住、妻と子は熊本在住。私たちは愛知と熊本の2拠点で暮らす家族です。週末にはできるかぎり家族で一緒に過ごしています。
妻の裕加里は、児童福祉機関で働いています。子どもが大好きで、子どもに会えるだけで嬉しくなるような温かい人です。2年前まで大学病院で看護師をしていましたが、「児童福祉に関わりたい」という長年の希望を一昨年4月に叶えました。貴重な経験を積んできた2年でありましたが、同時にもどかしさも感じました。
妻の裕加里は「制度を使いきって、子どもに関わる”のり代”を増やしたい」と願っています。問題が顕在化して、どうにもならなくなってしまってから関わるのではなく、もっと早く、もっと手前で、もっと身近な人同士が手を差し伸べられるような社会であって欲しいと願っているからです。
そんな妻を側で見ている夫の高士は「裕加里を守ってやりたい、支えてやりたい、側に居たい」と心から思っています。高士は、すべてにおいて妻の並んで歩けるように、弁護士になることを選びました。
便から弁へ、私たち夫婦の活動は、その幅を広げます。
毎週届くメルマガで、夫婦の前進を報告しています
長谷川高士・裕加里夫婦の活動であるチーム・トイレの自由。その日々を夫の高士がありのままにレポートするメールマガジンを刊行しています。結果ではなく、試行錯誤や心の内面に焦点をあて、失敗も含めて書いています。毎週火曜発刊、購読は無料です。
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