執筆者と本サイトのこと

本サイトは、長谷川高士が書く文章を載せるためだけにあります。極力余計なものをはぶき、一部の写真を除いては文字だけで構成されています。

前進の軌跡 ─エッセイ、レポート、夫婦の記録─

本サイトにある記事は、長谷川高士が刊行する週刊メールマガジン「前進の軌跡」のバックナンバーで主に構成されています(現在、比較的若い順にアップロード作業中であり、古いもので未投稿の場合もあります)。
長谷川高士と妻の活動であるチーム・トイレの自由。メルマガは、その日々を夫の高士がありのままに書く、エッセイであり、レポートであり、夫婦の記録です。結果ではなく、試行錯誤や心の内面に焦点をあて、失敗も含めて書いています。毎週火曜発刊、配信は無料です。

配信を希望される場合は、こちらをご覧ください。

チーム・トイレの自由と私たち夫婦

チーム・トイレの自由は、長谷川高士と妻による夫婦の活動です。
目的は「いつも、どんなときも、排せつに自由であること。すべての人が生きること」です。非常時のトイレについての講演や排せつの相談窓口を開いています。

夫、長谷川高士

チーム・トイレの自由、代表(ラピシュット合同会社、代表社員)

1975年、愛知県生まれ。東京大学中退後、設計事務所を経て、株式会社長谷川設備工業に入社。地元碧南市を中心に管工事を受注し、現場代理人として数々の公共施設等の新築、改修工事の現場を管理する。
2014年、災害時トイレ問題を知り、専門家として課題解決への貢献を決意。2016年11月、減災チーム・トイレの備え(現、チーム・トイレの自由)を設立。非常時のみならず、高齢、障がい、性的マイノリティなど、排せつを不自由にする原因を取り除き、「いつも、どんなときも排せつに自由であること。すべての人が生きること」を目指し、全国での講演や相談窓口の運営を行う。現在、弁護士を目指す。

熊本県生まれ。看護師、社会福祉士、予備自衛官

これまでの歩み

夫の高士は、2014年に受講した講習で、災害時には「トイレ問題」なるものがあり、間接的とはいえ、トイレが原因で命を落とす人がいる、と知りました。
ショックでした。そして長年トイレに携わっていながら、災害時のトイレ問題を全く知らなかったことに大きな衝撃を受けました。「何とかしなければ──」。高士は、災害時トイレ問題の解決に向けた活動を始めることにしました。これが活動の原点です。
状況に左右されることのない、災害時の排せつの唯一の切り札は「ごみに出す」という方法です。このたった1つの大切なことが、私たちにとって実は思いつきづらいということが分かっています。水で流す、仮設トイレを探す、外でする……もちろんすべて可能であれば有効な方法です。しかし、状況によっては「できない」、あるいは「してはいけない」ことがあります。私たち夫婦は講演を通して、このたった1つの「大切なこと」を思い出せるようになる、つまりインストールするお手伝いをしています。

タイトルとURLをコピーしました