全国の自治体、企業、自主防災会などに拡がる携帯トイレトレーニング。その採用事例の報告です。京丹後市の防災☆キッズさんが主催しました。
目次
主催者の防災☆キッズさんのご紹介
防災☆キッズさんは、京都府京丹後市で活動する防災ボランティア団体です。「防災力で地域力アップ」のスローガンのもと小中学生のメンバーが防災を学び、地域に伝えています。
活動の主体は”カエルキャラバン”
防災☆キッズの活動の主体はイザ!カエルキャラバン!です。
「イザ!カエルキャラバン!」は、地域の防災訓練プログラムと、美術家藤浩志が考案したおもちゃ交換会「かえっこバザール」を組み合わせた防災イベント。子どもたちが遊びの延長で防災の知識を身につけられる活動です。2005年にスタートし、いまではさまざまな企業や団体と協力し、全国各地で開催しています。
防災教育マスターでもある代表の安田典充さんは、運営元のNPO法人プラスアーツのパートナーズとして、京丹後市でカエルキャラバンを積極的に実践しています。
カエルキャラバンにはさまざまな種類の防災訓練プログラムがあらかじめ用意されていますが、主催者が自由にアレンジして行うことができます。
防災訓練プログラムの一つとして携帯トイレトレーニングを採用
水消火器で的あてゲーム、防災体操、紙食器をつくろうなどの標準プログラムに加え、今回防災☆キッズオリジナルとして行ったのが携帯トイレトレーニングです。
初めての携帯トイレトレーニングもカエルキャラバン
実は、減災チーム・トイレの備えが行った初めての携帯トイレトレーニングもカエルキャラバンでした。イザ!美かえる大キャラバン!2017という大きなイベントに出展したことがすべての始まりでした。携帯トイレトレーニングとカエルキャラバンには、何だか深い縁を感じます。
携帯トイレトレーニング概要
「緑の風景の中に並ぶ便器がフォトジェニックで、来場者の目をひきました」と安田さん。人気のあるアトラクションへの動線上にあることも手伝って、2日間で150名近い方が体験されました。
- 日時:2018年5月4日(金)、5日(土) 10時~16時
- 場所:京都府立丹後海と星の見える丘公園 京都府宮津市里波見
- 参加者:148名(4日63名/5日85名)
- トレーナー:3~4名(小中学生+大人1人)
- 主催者がトレーナー(全員)
- 使用便器:3個(トレーナー用便器1個含む)
- 樹脂便器を購入(3台とも)
- 主催者:防災☆キッズ
- 協力者:スポーツクラブレインボー、ボーイスカウト京都支部竹野第一団
- 補足:
- アースデイ丹後2018での出展
- カエルキャラバンの防災訓練プログラムの一つとして実践
写真
携帯トイレトレーニングの様子
トレーナー(小中学生)
キッズによる自作の手描きイラスト
体験者の様子
その他の防災訓練プログラム
主催者インタビュー|防災☆キッズ代表 安田典充さん
今回の主催者である安田典充さんに、携帯トイレトレーニングを実施した感想を伺いました。
安田さんには、まだ直に会ったことがない
実は私(代表の長谷川)は、まだ安田さんご本人と直に会ったことがありません。しかし、今回のことを通じて、すっかり親密になり、今では親友と呼べるほどの仲になりました。
一度も会ったことがない相手と、どうしてそこまでの関係が築けたのか。その鍵を握るのがZoomです。
愛知と京都。200km離れたコミュニケーションは、すべてZoomが解決!
すべてのコミュニケーションはテレビ会議サービスZoomを利用して行いました。打ち合わせ、実施後のインタビュー、果てはお疲れ様会(※ホントにやりました)まで、すべてZoomを使いました。Zoomがなければ、今回のイベントの実現はなかったと思うくらいです。
減災チーム・トイレの備えは、全国の皆さんの携帯トイレトレーニングの実施を、Zoomを使って全力でサポートします。